ロボット道場:未来をつくるスキルで能登に新しい選択肢を
私たちの地域は、ただでさえ深刻な超高齢化と若者の流出に直面しています。
「仕事もない」「やりたいこともない」という状況の中で、若者たちは自分のやりたいことを追求するために都会へ出ていかなければならないのが現実です。
そして震災が追い打ちをかけました。地域の多くのものが失われる中で、課題がさらに顕著になり、 「このままで地域に未来はあるのか?」 と真剣に向き合う必要がありました。
「残る」または「戻る」という選択肢がない地域に未来はあるのか?
この問いに対して、私たちは 「未来をつくるスキルを手に入れることで、田舎にも新しい選択肢を生み出せる」 という答えを出しました。それが、ロボット道場の目指す方向性です。
ロボット道場が目指す未来:田舎に新しい可能性を
ロボット道場は、子どもたちや地域の若者に 「未来を選べる力」 を育てることを目的としています。
今まで選べなかった「田舎に残る」という選択肢を、 スキルやテクノロジーの力で可能にする。そればかりではありません。
- リモートで働ける環境を手に入れる
高度な技術を身につけることで、都会に行かなくてもリモートで多様な仕事ができるようになる。 - 田舎の自由さを活かしてベンチャーを起こす
新しいビジネスを田舎からスタートし、むしろ外から人を呼び込むことができる。 - 地域を支える技術者の存在
高度な技術を持つ人材が地域にいることで、外部からの人材や資本を呼び込み、地域全体の活性化につなげることが可能になる。
震災という厳しい経験を経たからこそ、 「田舎にこそ未来を作る力がある」 と信じています。
「ロボットで遊ぶ」から始まる新しい学び
私たちは、子どもたちに「パソコンを学びましょう」「プログラミングを勉強しましょう」と押し付けることはしません。
その代わり、 「ロボット競技で遊んでみよう!」 という入り口を用意しています。
競技を通じて、楽しみながら次のようなスキルが自然と身についていきます。
- ロボットを動かすための プログラミングの基礎
- ロボットの仕組みを理解するための 構造的な思考
- 問題を解決するための クリエイティブな発想
震災が生んだ課題を、遊びの中から解決する力を育てる。それがロボット道場の狙いです。
大人も学び、かっこいい姿を子どもに見せる場に
もう一つ重要なのが、 「かっこいい大人を子どもに見せる場」 であることです。
「俺はパソコン無理だ」「わからんからやらない」といった否定的な態度を大人が子どもの前で見せることは、子どもの成長に悪影響を及ぼします。
子どもたちは大人を見て育ちます。だからこそ、 「大人も楽しんで学んでいる姿」 を見せることが、子どもたちが未来に向けて挑戦する姿勢を育むことにつながるのです。
ロボット道場では、子どもたちだけでなく、大人も一緒に楽しみながら学びます。
- 子どもたちは、挑戦する大人の姿を見て憧れを持つ。
- 大人たちは、新しいスキルに触れる喜びを再発見する。
ロボット道場で学ぶ未来への力
この道場で学ぶことで、次のような力を育てることができます。
- 選択肢を増やす力
- リモートで働く、田舎に残る、ベンチャーを起こすなど、自分の人生を選べる力が身につきます。
- 地域を支える力
- 地域の中で高い技術を持つ人材が生まれることで、外から人や資本を呼び込む基盤ができます。
- 挑戦する力
- 大人も子どもも、未知のことに挑戦する楽しさと自信を得られます。
なぜ参加しないともったいないのか?
ロボット道場は、ただ遊ぶだけでは終わりません。
遊びながら学び、学びながら未来をつくる。
震災で見えた地域課題に向き合い、新しい未来を支える人材を育てるための重要な一歩です。
「田舎だから何もできない」という思い込みを捨て、 「能登だからこそ新しいことができる」 と考えられる場所を一緒に作っていきませんか?
お申し込み方法
- 日時:毎月第三木曜日 16:00~18:00
- 場所:クリエイティブベースhanasaka(旧西岸小学校 理科室)
- 参加費:無料
- ファシリテーター:山口祐樹(いそえもん)
お申し込みはこちら:hanasakaサイトからお問い合わせください
詳細についてのお問い合わせは、クリエイティブベースhanasaka事務局までお気軽にどうぞ!
明るい未来を自ら作るスキルを一緒に育てていきましょう!